ハインリッヒ・シュッツ主要作品
作品番号 題名 出版地 出版年 [解説] 作品 1 イタリア語のマドリガーレ集 第1巻 ヴェネツィア 1611年 [ヘッセン・モーリッッ辺境方伯に献呈] 作品 2 複合唱様式のダビデ詩篇曲集 ドレスデン 1619年 [ザクセン選帝侯ヨハン・ゲオルクI世に献呈] 作品 3 イエス・キリスト復活の物語 ドレスデン 1623年 [復活祭オラトリオ] 作品 4 カンツィオネス・サクレ フライベルク 1625年[ラテン語による4声部の宗教合唱曲集 エッゲンブルクのウルリヒ公 (カトリック) に献呈] 番号なし ダフネ トルガウ 1627年上演 [楽譜は消失 M. オーピッツによる台本を印刷出版] 作品 5 ベッカー詩篇曲集 フライベルク 1628年
[コルネリウス・ベッカーのドイツ語韻文訳による詩篇曲集 ザクセン選帝侯夫人ヘッドヴィヒに献呈] 作品 6 シンフォニエ・サクレ 第1部 ヴェネツィア 1629年
[器楽伴奏付独唱または重唱のためのラテン語による宗教声楽曲集 ザクセン皇太子 (のちのヨハン・ゲオルクII世) に献呈] 作品 7 ムジカーリッシェ・エクセクヴィエン ドレスデン 1636年 [ロイス公夫人と息子達に献呈] 作品 8 クライネ・ガイストリッヒェ・コンツェルテ 第1部 ライプツィヒ 1636年
[通奏低音を伴う独唱または重唱のための劇的宗教声楽曲集 レータ出身の司法官ハインリヒ・フォン・フリーゼンに献呈] 作品 9 クライネ・ガイストリッヒェ・コンツェルテ 第2部 ドレスデン 1639年
[デンマーク皇太子フリードリヒ (のちのデンマーク・フリードリヒIII世) に献呈]
番号なし 十字架上のイエス・キリストの七つの御言葉 1645~1655年
[1666年頃の作ともいわれる] 作品10 シンフォニエ・サクレ 第2部 ドレスデン 1647年
[ドイツ語 デンマーク王子クリスティアンに献呈] 作品11 ガイストリッヒェ・コーアムジーク ドレスデン 1648年
[ドイツ語による5〜7声部の宗教合唱曲集ライプツィヒ市長および同市参事会員に献呈] 作品12 シンフォニエ・サクレ 第3部 ドレスデン 1650年 [ドイツ語 ザクセン選帝侯ヨハン・ゲオルクI世に献呈] 作品13 12曲の教会聖歌集 ドレスデン 1657年
[弟子のキッテルがシュッツの承諾を得て編集、出版] 番号なし ベッカー詩篇曲集 ドレスデン 1661年 [作品5の改訂増補版] 番号なし 聖ルカ受難曲 ドレスデン 1662年頃上演 番号なし イエス・キリスト降誕の物語 ドレスデン 1664年上演
[クリスマス・オラトリオ 福音記者の朗唱のみ印刷] 番号なし 聖ヨハネ受難曲 1665年頃上演 番号なし 聖マタイ受難曲 1666年上演
[聖ルカ、聖ヨハネ、聖マタイの受難曲は1666年の受難週に初めて全3曲が通してドレスデンの宮廷礼拝堂で上演された] 番号なし 詩篇第119番と100番ならびにドイツ語によるマニフィカト ドレスデン 1670-71年作曲
[シュッツ自身が 3曲合わせて「白鳥の歌」と呼んだ辞世の作品 詩篇第100番は1662年初演された可能性があるが
1671年に改訂された。ドイツ語による「マニフィカト」の1665年頃の初稿はPh.シュピッタが1926年出版、早くから知られていた]
作成:正木光江 (2018)
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